フラワーアレンジメントを習い始めた理由
私がフラワーアレンジメントを習い始めた理由は「お花をきれいに飾れるようになりたい」という、とてもシンプルな理由でした。
でも私、そもそもお花を飾るなんていう生活していなかったし、まったくお花に興味なく過ごしていたんです。
ではなぜ、そんな私がお花をきれいに飾りたいだなんて思うようになったのか、お話ししていきたいと思います。
お花との出会い
お花を家に飾っている人って、お金持ちか美意識高い人のイメージってありませんか?
例えば、バラなら1本300円以上するんです。すぐに枯れてしまうのに。
そんなお花を家にいつも飾るってすごいと思いませんか?
フラワーアレンジメントを習い始めるまでの私は、友達と遊んだり、美味しいものを食べたりと、ほかにやりたいことがいっぱいでした。
そのため、お花のためにお金と時間を使うのはもったいないとさえ思っていたんです。
私のお花のイメージを変えたのはちょうど30歳の頃のことでした。
「あぁもう何にもやりたくないな」と突然活力がなくなりました。
仕事が多忙なうえ、人間関係のトラブルにストレスを強く感じていた時でした。
仕事にはなんとか行きましたが、とにかく人と関わりたくなくて休みの日は一人で家にいることが増えました。
そんな中、ごはんを食べるために仕方なく行ったスーパーの帰り道、お花との出会いがありました。
普段は通り過ぎる花屋がふと気になった私。
なんとなくお店の中に入ってみると、中にはカラフルなお花たちが並んでいて、その時少し心がときめきました。
どんなお花があるのかなーと眺めていると、ひまわりが目に入りました。私を買いなさいと訴えるように、こっちを向いているひまわりの存在感・・・
結局その子を買いました。
この時、お会計をしながら、「あー!お花買っちゃったー!」と、なんとも不思議な喜びを感じたことを今も覚えています。
お花を飾る
突然買ってきた3本のひまわり。
当時一人暮らしだった私の家にはもちろん花瓶などなく、ペットボトルにいれて飾りました。
たった3本ではありますが、質素な私の家にはとっても映えました。
数日間、水を取り替えてお世話して、お花を眺めて、「いいね!」と気分よく過ごしました。
結局、最後は枯れてしまいましたが、その日までひまわりの黄色いpower、生命としてのpower、そしてなにかわからないけれど癒しpowerを感じ、花のある生活を楽しむことができました。
お花を飾ることは自分の生活を豊かにするための一つであると感じた私は、元気を取り戻した後も家にお花を飾り続けたいと思うようになりました。
ペットボトルにお花を入れていたことを申し訳なく思い、もっときれいにお花を見せてあげられたらよかったとの思いから、「お花をきれいに飾れるようになりたい」と考えるようになりました。
フラワーアレンジメントは、はてなだらけ
「お花をきれいに飾れるようになりたい」と思った私は、さっそくフラワーアレンジメント教室を探し、体験に行ってみました。
体験をする前まで、お花はもともときれいなんだから、きっとすぐにできるわ♪と思っていた私は、いざ始めてみると自分が一体何をやりたいのかわからない・・・かわいいのかどうかもわからない状態に。
「はてなだらけ」となった体験。
先生は褒めてくれましたが、一体何が褒められているのかもわからない私。
このはてなだらけがきっかけで、フラワーアレンジメント教室に通い始めることになりました。
これが私がフラワーアレンジメントを習い始めた理由です。
「お花をきれいに飾れるようになりたい」と単純に思っただけでしたが、いざ始めてみると単純ではない。
全然わからないならあきらめもつくのに、家に帰って飾りなおすと、気持ちも家も華やかにしてくれる。
もっと理解できたら、もっときれいに見えるのかな♪と期待してしまう。
いったい「お花をきれいに飾る」とはなんなのか。
そんな不思議な世界の入り口に立ってしまった私でした。