「捨てられるはずだったお花」が誰かの楽しみになる

みなさんはフラワーロスという言葉を聞いたことがありますか?

フラワーロスという言葉を聞くと、「売れ残り」「傷がある」「価値がない」そんなイメージをもたれる方もいるかもしれません。

でも、実際にはそういうものだけではありません。

少し曲がっていたり、サイズが小さかったり、流通の都合だったり。

お花そのものの美しさとは関係のない理由で行き場を失うお花がたくさんあります。

そういった行き場を失ったお花の中にむしろ個性的で魅力的なお花も多いということを私がお花の仕入れをする立場になって気づきました。

少し傾いていたり、思いがけない方向に伸びていたり。

人と同じで、個性があるからこそ面白いお花たち。

今回はフラワーロスの可能性を探していく中で見つけた、お花のさまざまな楽しみ方をご紹介します。

あなたなら、どんな楽しみ方を選びますか?

ドライフラワーにすることで生まれる新しい価値

生花としての役目を終えたあともお花にはまだ楽しみ方があります。

そのひとつがドライフラワーです。

風通しのいいところにつるしておくだけでもできるので、とても簡単に始められるところも魅力です。

生花の時とは違う色合いになったり、質感が変化したり、時間が経つことでしか生まれない美しさを感じます。

壁につるしているだけでもオシャレに見えるため、いくつかのお花を束ねてスワッグを作るのもオススメです。

退色を抑えるためにボトルフラワーなんかにするのもとてもかわいいですし、キャンドルに封じ込めたりするのも高級感があって素敵です。

押し花でつくる新しい景色

子どもたちが摘んできた小さなお花たちを取っておきたくて、本や新聞紙の間に挟んで押し花を作ったことはありませんか?

水分が少なめな薄いお花(パンジーやビオラ、アリッサム等)は初心者でも押し花にしやすいオススメのお花です。

この花たちを使ってしおりを作るのはもちろん、絵を彩ったり、花が咲いている様子を再現した絵を作ったりすることもできます。

最近私は押し花シールを作ったのですが、子どもたちに好評でしたね。

お花から色をいただく、草木染めで新しいモノを作る

お花たちは色とりどりで、私たちに感動を与えてくれます。

このお花たちの色をたたきだしたり、煮出したりすることで染液を作ることができます。

布との相性等もありますが、お花どおりの色合いになったり、くすみがかったり、まったく違う色が残ったりすることがあるので、おとなも子どもも楽しい実験ができます。

草木染めした布でハンカチや新しい服を作ったりするのも楽しそうですよね。

生のお花だけでなく、ドライフラワーになったものでもできるものがあるので、

生花→ドライフラワー→草木染めの順にできたら、楽しみ方が3倍に広がりますね!

アレンジメントで活かすお花あそび

お花屋さんではなく、私たちのようにおうちでお花を楽しみたい人たちにとっては、実は規格外となっているお花たちはとても魅力的なので、私は一番オススメしたい活用法です!

茎が曲がっているお花は私の教室ではすごく人気です。

なぜなら、お花たちに動きを出しやすくなるため、ゆるみがでるからなんです。

また、おうちに飾ることを目的としているため、大きめのお花であることよりむしろ小さめのお花を私は購入している傾向があります。

アレンジメントに使うのなら、茎も短くたって使えちゃう!

お花たちの個性をのびのびと表現に使うことが私の教室では大切にしているので、規格外と言われるお花たちを活かすことは喜びでもあります。

そのお花がもつ可能性を最後まで楽しみきる

フラワーロスは「もったいない」を減らす活動であると同時に、お花の楽しみ方を増やす活動でもあります。

生花、アレンジメント、ドライフラワー、押し花、染め花、クラフト・・・

お花には思っている以上にたくさんの可能性があります。

フラワーロスの取り組みを通して届けたいのは、お花を最後まで楽しむという選択肢です。

捨てられるはずだったお花が、新しい出会いや新しい時間を生み出し、誰かの「楽しい」に変わる。

そんな循環をこれからも広げていけたら嬉しく思います。

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